日本のみならず、世界中のアニメファンに衝撃を与えた京都アニメーション放火殺人事件(以下京アニ火災)は皆さんの記憶に新しいと思います。
京都府警は5月27日、青葉真司容疑者(42)を逮捕したそうです。
事件から10か月経過後に逮捕となった理由を紹介いたします。
京アニ火災犯人の現在、事件発生後
京アニ火災を引き起こした犯人の、青葉真司容疑者は京都アニメーション第一スタジオにガソリンをまいて放火した際、自身にも引火し、全身に重度のやけどを負いました。
事件発生後に京都市内の病院へ搬送されたが、全身の9割超に及ぶやけどには手の施しようがなかった。その後、近畿大学病院にて4か月間の治療が行われることになる。
京アニ火災犯人の現在、事件後の治療内容は?
京アニ火災の犯人青葉容疑者に施された治療は、「自家培養皮膚移植」と呼ばれるものです。
これは、健康な皮膚の細胞を培養し、シート状の細胞をやけどした部分へ移植するといったもの。
※自家培養皮膚移植のイメージ
培養するには3~4週間かかるので青葉容疑者の命が持つか難しかったそうです。当初は死亡確率なんと95%だったそう。
事件当時、青葉容疑者が身に着けていた物の下や、足の付け根などに少しだけ健康な皮膚が残っており、それを培養。
培養している間は、動物のコラーゲンでできた「人工真皮」をやけどの部分と交換してしのいでいたという。
その後8月中旬に1回目の培養皮膚移植が実施されると、青葉容疑者の容体は徐々に良くなっていったそうです。5回にわたる移植手術の後、会話が可能になったのは10月頃で、そのころには呼吸器も外れたらしい。
そして、2020年5月27日拘留に耐えられる状態になったということで、逮捕という運びになりました。
twitterの反応
京アニ放火の犯人、全身火傷で死亡率95%超だったんですね。ブラックジャックの「二度死んだ少年」が頭をよぎるけれど、この医療技術がこの先多くの人の命を救う事を切に願います。 pic.twitter.com/svtuRULmd3
— 綾倉 (@aykr_3) May 28, 2020
死亡率95%超の熱傷治療…この症例は近い将来必ず、他の誰かの命を救うのだろうな
— ぬえ (@yosinotennin) May 28, 2020
死亡率95%超の治療。
犯人を憎む気持ちはわかるし、治療する必要なんかないと思うのもわかるけど、この治療によって今後同程度の火傷患者を救うためのノウハウが増えたという事実を忘れてはいけない。— キンジョウ カズフミ (@Kazufumi_Kinjyo) May 28, 2020
京アニ放火事件の青葉容疑者は事件当時全身やけどで死亡率95%超だったらしいけど、治療にあたった医師はブラックジャックかなんかなの?すごすぎて変な声出た。ただ36人殺しておいて生きてるのは納得いかないって人もいるだろうけどこれから地獄のような人生を生きて罪を償ってほしい。
— ちくわ (@tikuwasetsupoke) May 28, 2020
治療した医師の腕前に注目する意見が多いですね。
今後の医学の発展に役立つ一例だとみる意見と、やはり大量殺人犯ですから、許せないという意見と半々くらいですね。
私も京アニ作品はそんなに知らないですが、日本を代表するスタジオなので、許せないところはありますね。
京アニ火災犯人の現在、事件から10か月経過から逮捕へ、まとめ
京アニ火災犯人が事件発生から10か月後の今ようやく逮捕されることになりましたが、罪もない人々を殺した罪は死んで逃れるものでなく、きちんと償ってほしいものですね。